町田市上映会での声

2016年4月2日、町田市忠生市民センター上映会のアンケートから一部を紹介します。

◎ 原発の影響で子供も毎日周りを気にしながら生活しているんだなと思うと、今こうして自分達が何の不自由もなく食べたり飲んだり外出できることが幸せなことなんだなと改めて思いました。農家の方も「安全」という言葉を自信をもって使えず、切なく悲しい気持ちでいると思います。分かり合える消費者の方々と共に、傷をいやしながら頑張って頂きたいです。(女性 16歳)

◎ 放射線によるガンのリスクは若い人ほど高く、年をとると下がっていくのは初めて知った。小さい子どもがいる家庭がどれだけ不安なのか伝わってきた。放射線によって農業にも影響が出ていて、放射線の量が安全な量になっていても食べられない人もいれば大丈夫という人もいて、難しい問題だと思った。放射線の問題はこの先何年も向き合わなければならないと思った。(男性 16歳)

◎ 被災されていて辛い思いをしている人も、他の苦しんでいる人のためにと明るくふるまっていた。小さい子やその子の保護者もたくさんの恐怖や心配をかかえている。のびのびとした生活をおくれていないのだと知った。私たちは今、何不自由なく生活をおくっているが、青森でも核のゴミをうながされたり、酷い言われようをして生活をおくっているから、今一度私たちに何ができるのか見つめなおそうと思った。(女性 17歳)

◎ どんな時もどんな時代にも、真実をしっかり見る眼と心、そして行動する力が必要だとますます強く感じました。スタッフのみなさんが今日の上映にこぎつけるまでにどんなにか苦労がおありだったことでしょうネ。六ヶ所での漁師たちの反対運動を当時わずか4歳で見ていた息子さん、「今ならよくわかる。福島のこともあるし、みんな反対だよ」と訴えていましたね。福島の人たちは、東電や政府が甘い安心と豊かさを夢のように語り、受け入れた後で3.11原発事故にあいました。町田にもリニアが「地下40mを走りぬける」、このことが意味するものを考えた時、すべてにおいて共通するものがありました。真実をきちんとぶれずに見て感じ考えて行動できるように、未来の子らへ自然を残す、その一念で生きていきたいと老後を考えています。本日はありがとうございました。(女性 66歳)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする