熊本県上映会での声

2014年2月9日、熊本県上映会でのアンケートからから一部を紹介します。

◎ 監督本人のテーマが明確なのに、決して一方的に声高に主張されず、異なる意見を持つ人の声も取り上げ、その中から葛藤をすくい上げるという描き方に好感を持ちました。対象者の本音を聞き出す方法など、講演会でお話を拝聴し、お人柄や考え方を知って「なるほど」と思いました。賛成・反対の二極でなく、双方が生き続けていくために何をしていくべきか、もっともっと具体的に考え実行していかなければならない時期(リミット)かもしれないと改めて思いました。これからも六ヶ所、福島を見つめ続け、伝え続け、教えてください。当事者である方々がどのような結論に至るのか、どのような手助けができるのか、関心を持ち続けていきたいと思います。国全体の問題は「中の人(当事者)だけでは変えられない」からこそ。(30代女性)

◎ 映画にも出てこられる小出さんが普段おっしゃっているように、原発事故の責任はこの国に住む大人全員にあると思っています。沖縄の辺野古問題や、その他のダム建設問題など、全て底に流れているものの本質は同じだとも思っているものです。おそらく、水俣の方たちも同じような(六ヶ所の方たちと同じような)葛藤を抱えていると思います。と思ったら質疑の時間で同じような意見が出ましたね。これからも良いものを作っていってください。(40代男性)

◎ 六ヶ所でハーブ園をしている女性の言葉が印象的だった。地方行政の多くが都会志向であり、発展、目指すところが田舎の都会化であり、これこそが幸福を実現する道、地元民が目指していると信じて疑わない。今一度、幸福とは何か? それぞれが自ら問い直すことが、とても大切なことだと感じた。(30代男性)

◎ 原発事故は私たちに新しい未来を選ぶチャンスを与えてくれた、という島田さんのお言葉が印象に残りました。この言葉を胸に子どもたちと、夫と、そしてたくさんの人たちと未来を作っていきたいと思います。さらに、監督にはその道しるべとなるような新作を期待します。(30代女性)

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