2013年11月30日、岐阜県高山市上映会でのアンケートからから一部を紹介します。
◎ それぞれの立場でそれぞれの意見があるけれど、私たちが大きく方向転換をすることを考える機会を与えられたのだと思います。いくつもの犠牲を決して無駄にせずに、ひとりひとりがしっかり自分で判断して選び、生きていく力をつけていかなくてはいけないと改めて感じました。原発に頼らない、それだけではなくて、仕組みに頼らない、自立して、助け合って、つながりを感じて生きていくことを忘れずに、子どもたちにもずっと伝えていきたいです。福島で有機農家をされている方の話を直接お聴きできる機会はなかなかないので、中村さんにお会いできて、また他人事ではなく、考えるきっかけになりました。ありがとうございました。(30代女性)
◎ 人間が生きるということと経済を発展させることが同じに思うような価値観が刷り込まれていると思った。お金が無くても生きてはいけるが、自然が無ければ生きていけないことを忘れていると思った。放射能からお米や野菜まで、自然界は人間が触れられるものではなく、コントロールできるものでもないし、ともに生きていくのが自然なんだなと思いました。自分も自然とともに生きていく力を身につけたい。(30代男性)
◎ 真実を知ることがとても難しいことになっている。普通に暮らすことも難しいことになっている。困ったり苦しんだり悩みだすと人は話さなくなっていくと思う。下を向いて目を合わせて話をかわさなくなっていく。気がつけば、よけいに本当のこと本来の姿から離れた生活を過ごすことになっている。どうしたら良いのかな。私はとにかくも話すことをあきらめたくない。話して聴いて出会って巡っていくことがものごとに光を引きこむ糸口なのだと信じている。(20代女性)