青森上映会での声

2月23日、青森県青森市上映会でのアンケートから一部を紹介します。

◎ 青森で反核運動が盛り上がっていた頃は、大学在学中で上京していました。地元の人間としてその場に居合わせなかったからか、青森県人の「葛藤」というものを共有していなかったように思います。上映後、監督が「葛藤」を描きたかったとおっしゃって、私自身そのことがいちばんダイレクトに胸に響きました。
 他県の友人から、青森はいったいどうなっているの?と聞かれることがあり、個人的には原発反対と思っていても具体的に客観的に説明することもできず、まず知ることからと思い、見させていただきました。来て良かったです。
 あと「人の心」が大切にされる当たり前の世の中が確かにあったと思わされ、消えたのか消えていないのかわからない現在ですが、なんだか重たいような、震えるような、切ないような、でも消えていなくて続いていってほしいという、光のようなものを感じます。

◎ 六ヶ所村ラプソディを以前観たあと、しばらく恐怖感が心から離れなくて、今回の上映会にも少し考えて、勇気をもって参加したんですが、観終ったあと、恐怖感は残りませんでした。滝口さんの「自然があれば生きていける」という言葉が心にしみて、今ある(残っている)自然に感謝しつつ、大切に守っていきたいと思いました。
 今なお原発を進めようとしている人の顔や声を見ていると、大切なものから目や耳をそむけている不自然な印象が残ります。一度豊かな暮らしをすると、必要最小限のモノの中での暮らしをするのは難しいかもしれないですが、「パーマカルチャー」が若い世代の人の中で盛り上がってきていることも最近知り、自分ができることから勉強して始めていきたいと思いました。
 倉坪さん達の母親の行進にも勇気づけられて、参加してみたいと思いました。今回の映画からたくさんの勇気をもらった気がします。ありがとうございました。

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