名古屋上映会での声

2013年4月6日、名古屋上映会でのアンケートから一部を紹介します。

◎ 原発に反対して闘ってきた方々の姿に感動しました。溝口さんの言葉「山と海があれば生きていける」「きれいな海を子孫に残したい」は特に印象に残りました。3.11後の日本国民の変化が私自身確信を持てないでいます。映画の中の人々と連帯できればと願っています。「田舎者を馬鹿にされたのがくやしい」と映画の中に出てきましたが、自民党政権に日本国民が馬鹿にされているのは許せません。

◎ 今回の原発事故でいろんなところで普通に暮らしている人々に様々な決断をせまってきたことに改めて感じました。今を生きている一人として、日本で原発核燃をどうするのか、目をつぶってはすまされないということを思い知られてたように感じます。自分が当事者であるということを忘れずに生活しなくてはと思っています。

◎ とても丁寧に取材されていて、福島と青森の六ヶ所村の苦悩と葛藤に苦しみ迷い、怒り、様々な感情を表現されていた映画だと感じました。出演されているどの方々に寄り添うことで、はき出される感情が画面から痛いほど伝わってきました。岐阜県に暮らす自分にとって「対岸の火事」であってはならない。あそこで出演しているのは自分なのだと。ここで今をあきらめてしまっては未来もない。今を生きる人、未来を生きる子どもたちに何を残し、伝えていくのだろか。今の絶望に満ちた時代から希望があふれる未来へつないでいく映画でした。どうもありがとうございました。

◎ ”周辺”としての六ヶ所や田舎に危険と暮らしの辛さを押しつけながら、その存在を忘れて、利益を享受し続けていることに気が付きました。だから今の自分の”特権”をも忘れて、田舎に移住すればいいわけではなくて、認識しながら何をすべきか考えつづけていくことが最低限の義務だろうと思いました。「豊かさ」とはお金ではなくて、別のものだと、というか、別のものではなくてはならないようだと思いました。「開発」、「賃金上昇」、「産業構造の高度化」はいいものだという考えは絶対的なものではなくて、これから相対的な価値観として認識し直していき、別の価値観に目を向けることが重要だと思いました。

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